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STRING FIELD|ストリングフィールド 食材を活かしたイタリアンでひと繋ぎに

2025.10.02

STRING FIELD

オーナーの広瀬夫妻の想いとこれまでの歩み、いくつかの偶然が折り重なって今のお店がある…お話を聞けば聞くほどにそう感じられたイタリアンレストランが今回紹介する「STRING FIELD(ストリングフィールド)」です。



アウトドア用語のような響きもありますが、この名前の由来は「人をひと繋ぎにする場所」。仕事終わりに、友人との交流に、ご家族との団らんに…いつでも気軽に立ち寄れ、訪れる人と食と繋げる、そんな場所になりたいという願いが込められています。



初見では外観とお店の作りに感動。
2023年の3月に新築で開業し、村上らしからぬオシャレで垢抜けた建物は長手が全面ガラス張り。
妻手や内装には村上の杉材を使っていて、黒い壁面は焼杉材です。オシャレ過ぎて若干入口が分かりづらいのは御愛嬌…笑。



中に入るとほとんど仕切りがなく、厨房から客席までフロア全体を見渡せる開放的なレイアウトになっています。

お客様の反応をダイレクトに感じたい、また、見られることで気持ちが引き締まる、そう話してくれましたが、それはもちろん料理への絶対の自信があるからこそなのでしょう。



決して自分本位にならず、旬の食材が持つ魅力を最大限に引き出すことを大切にしているといいます。
料理を食べ終えたあとに、少しでも幸せな気持ちになってほしい ー そんな想いは、シェフの英輝さんのさりげない気遣いの中からも感じられます。

英輝さんはグイグイと表に出てきて語るタイプではありませんが、聞いた事にはユーモアを交えて的確に受け答えしてくれます。

至高の薪窯ナポリピッツァと生パスタ

人気メニューのひとつは、いうまでもなく薪窯で焼き上げるナポリピッツァ。

ナポリピッツアを日本に広め、日本一有名と言っても良いナポリピッツアの名店「SALVATORE CUOMO(サルヴァトーレ クオモ)」で修行した英輝さんの実力は疑う余地がありません。



ナポリピッツァの生地に使用するのは北海道産の小麦粉・塩・水・天然酵母と至ってシンプル。

炎がゆらめく500℃の大きな薪窯で一気に生地を焼き上げると、立ちのぼる香りに心が踊ります。
コルニチョーネと呼ばれる耳部分がプクッと広がり、外側はパリッ、中はモチッとした食感。小麦の旨みと、イタリア産チーズやオリーブオイルなど厳選具材のアクセントが、心にナポリの風を運んでくれます。(行ったことはありませんが…)



定番のマルゲリータはもちろん、旬の恵みを盛り込んだメニューもあり。季節ごとに違った一枚と出会えるのも楽しみですね。

パスタには太めの生パスタを使用し、もっちり食感で食べごたえがあります。内容が分からない聞き慣れないメニュー名もありますが、そんな時は素直に質問すると丁寧に説明してくれます。

ワインも気軽に相談

STRING FIELDさんを語る上で忘れてはいけないのが、主にサービスやワインを担当し、ソムリエでもある奥様の佳緒里さん。
料理を引き立てる選りすぐりの一杯を提案してくれます。

豊富なワインをストックするため、店内にワインセラーを備える飲食店は、村上では珍しいと思います。



「魚介って白なの?赤なの?ロゼって何?」そんな私のようなド素人レベルでも遠慮なく相談OK。頼れる飲み仲間のようにアドバイスしてくれます。
しっかりと聞いて、次に誰かと来た際は知ったかぶりしましょう。

ここで唐突に英輝さんに質問を投げかけます。

好きな食べ物は?


肉・ステーキです。

割とイメージ通りですね。好きな言葉は?

一石二鳥…笑

困っていることは?

やっぱり物価高です。

コロナ禍からの開店でしたが、不安は無かったですか?

特に不安はありませんでした。それより建築用の資材が入らなくて大変でした。

東京や新潟市内で料理された経験もありますが、村上だからこその違いや苦労は?

都市部では新規客の割合も高いですが、地方はどうしても人が少ないので、できるだけ多くのお客さんにリピーターになってもらえるようにしている事でしょうかね。あと雪が積もると全然お客さんが来なくなります。

人をつなぐ場所

人をひと繋ぎにする場所 ー 店名の由来は先に触れましたが、実はこの土地に店を構えたい、と最初に夢を描いていたのは村上出身の奥様でした。

まだ2人が出会う前から、いつか自分の店をここに持ちたいと心に決めていたそうです。やがて、北海道出身のご主人との出会いが訪れます。偶然のようで必然のような巡り合わせを経て、2人の歩みはこの緑町へと導かれました。



そうして始まった「STRING FIELD」。2人が出会い、力を合わせ、この場所を生み出しました。その姿そのものが、すでに「ひと繋ぎ」の物語を体現しているように思えてなりません。

もし、あなたが食を通して「何か」や「誰か」と繋がりたいと思えるなら、「STRING FIELD」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。料理やワインの美味しさはもちろん、さりげないもてなしの空気感が、特別な魅力を形作っています。
 
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この記事を書いた人

スプスプ編集部

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