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猫町珈琲店|アートと音楽に包まれて自家焙煎珈琲を味わえる猫空間

2026.03.06

2022年2月22日の猫の日にオープンした、村上市小町の「猫町珈琲店」さん。築100年以上の町屋を改装した店内には、所狭しと猫グッズが飾られ、猫をテーマにした絵本などの書籍が3000冊ほど並んでいます。



店主は50年のキャリアを持つ猫専門カメラマンのキャトグラファーで、村上の魅力に惹き込まれて夫婦で移住された板東寛司さん。 自家焙煎コーヒーと音楽、猫グッズと本が織りなす唯一無二の空間についてお話を伺いました。

猫専門カメラマンが営むコーヒー店

──こちらのお店のコンセプトを教えてください。


「猫の本とアート、音楽が愉しめる自家焙煎珈琲カフェです。2月22日でちょうど4周年を迎えました。」

──なぜ猫がテーマなのですか?

「私は50年ほど猫専門のカメラマンをやっていまして、毎年猫のカレンダーを7本ぐらい出版しているんです。写真集も30冊ほど出してきました」

──猫専門とは珍しいですね。

「大学を卒業してすぐは普通のコマーシャル写真の仕事をしていたんですが、競争が激しくてディスカウント合戦みたいになってしまって。それで何か専門にしなきゃいけないと思い、猫が好きだったので猫に絞り込んで始めたんです。当時は他にいなかったですね。」



店内には所狭しと並ぶ猫グッズ。ライターである奥様が集めた3000冊もの猫関連書籍がずらりと並び、今も増え続けていて出していない本もあるそうです。猫好きが訪れると、本を読みながら何時間も過ごしていくといいます。



30年以上の焙煎歴、甘みとコクのコーヒー

──コーヒーはいつから始められたんですか?

「焙煎歴は30年ぐらいになりますね。以前は嬬恋村という、浅間山のすぐ近くの標高1000メートルの山の中に住んでいたんです。美味しいコーヒーを飲みたくても飲めない環境だったので、自分で焙煎するようになりました。」

──豆を選ぶ基準は?

「いろんな豆を少しずつテイスティングして、最終的には自分が美味しいと思うもの。基本的には甘みがあってコクがあるコーヒーを選んでいます。苦かったり、飲んだ後に苦味や変な匂いが残るものは避けています。」



実際にお客さんの多くががミルクや砂糖を入れずに飲むといいます。日本茶のように、そのままでいろんなテイストを味わえるコーヒーを目指しているそうです。



4周年目を迎えてメニューをグレードアップ

──今年の2月22日で4周年だったそうですね

「メニューと内容をグレードアップしました。今まではコーヒーの種類も少なかったんですが、もっと増やしていろんなテイストのコーヒーを飲めるようにしました。以前はブレンド3種類とシングルが2〜3種類でしたが、これからは常に5種類ぐらい置いて、合計8種類ぐらいの中から選べるようにしています。」

──観光客の方も多いですか?

「土曜日はネットを見て、沖縄や北海道など遠くから来てくださる方もいます。最近はGoogleマップで検索された海外の方も来店しますが、会話は通じないので、スマホの翻訳機能を使ってコミニケーションをとっています。」



町の印刷所をリノベーション

──建物も、とても趣がありますね。

「もともとは『精巧舎村上印刷所』という小さな印刷所でした。自宅の近くにコレクション用の倉庫になる物件を探していて見つけました。中を見た時にレトロな雰囲気が気に入って。
当初はボロボロだったのですが、カフェにすればたくさんの人にコレクションを見てもらえると思い、できるだけ古い趣ある雰囲気を壊さないようにリノベーションしました。」



村上の町屋とは思えない非日常的な空間。歴史を感じさせる建物でありながら、おしゃれな赤い薪ストーブが置かれ、銭湯のガラス板が使われるなど、遊び心にもあふれています。



〆張鶴がきっかけで移住?

──村上に移住されたきっかけは?

「日本酒が好きで、村上の〆張鶴の蔵元である宮尾酒造に足を運んだことがきっかけです。村上の町並みや文化に惹かれて、塩引鮭道場にも通いました。
10年ほど通っているうちに、村上で暮らしたいと考えるようになって夫婦で移住を決めました。」



住んでいると気づきませんが、こうして実際に村上の魅力を感じて移住してくれる方がいらっしゃると、地域の中にも、磨けばもっと光る部分があるのではないかと夢が膨らみます。

最後に板東さんにいくつか質問を投げかけてみます。

──好きな食べ物を教えてください。

「塩引き鮭です。生鮭から自分で作っています。」

──好きな言葉を教えてください。

「『勝手にやってます』でしょうか…笑」

──村上市内で、よく行くお店はどこですか?

「かつ春さん、小太喜屋さんです。」

──さすが知り尽くしてますね。
  移住してから予想外だったことは?


「夕日が綺麗だったこと、食べ物が美味しかったこと、目の前で祭りが見れたことです。じつはその辺りは良く知らずに移住して…村上地域は、もっと発信しないともったいないですね。」

ありがとうございました。説得力あります。





建物の2階は「世界の猫ポットミュージアム」「長靴をはいた猫」ミニギャラリーなど世界中の猫モノコレクションが展示されていて、カフェの利用者は無料で見学させてもらうこともできます。

築100年以上の町屋の印刷所をリノベーションした趣ある空間に、猫グッズと本がぎっしり。そしてこだわりの極上コーヒー。
猫好きにもコーヒー好きにもたまらない、村上の新・異空間を体験しに訪れてみてください。
 
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この記事を書いた人

スプスプ編集部

どんなに良いことも発信しなければ無に等しい。過去・現在を知ることは未来を作ること。情報の力で地域がより良くなると信じて。

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